成長できる人

新人研修から私が学んだこと

今年の4月は、新人研修にもたくさん携わり、おそらく数百名の新人さんに色んなことをお伝えしてきた。社会人のイロハがわからない彼ら彼女らに、仕事の進め方やら基本的な考え方を教えるのは大変難しい。どのくらいのレベルで教えればいいのか、できなかったときにどのくらいのテイストで厳しく接すればよいのか、とにかく現場で手探りである。

加えて、私の年齢はどんどん上がっていくのに、受講者は何年やっても一定であり、同じ企業を相手にしていても「あれ?このことが気になるのは歳のせいか?」などと、些細な引っ掛かりが、自分の年齢のせいかもと危惧してしまう場合がある。笑、いや、笑えない。

新人研修の合間に管理職向けの評価者研修もいくつかの団体で担当したのだが、この場で新人の動向や私なりの気づきをお話することが出来たのは、新人研修の財産である。

他人のせいにする

新人だけでなく、中途採用の方でもお会いしたのが「他人のせいにする人」

  • 指示のスライドがよく見えなかったから、出来ません。

  • 組織の体質が悪いから、こんな制度意味がない。

  • 上司の指示が悪いから出来なかったんです。

などなど、よくもまぁヌケヌケと他人のせいにするもんだ。

自分のプライドを保つために、他人のせいにするのはわかる。でも、それは友達に愚痴るときだけにしておいた方がよい。

一旦他人のせいにした上で、「今の自分に出来ることは何か」を考えてほしい。他人のせいにしているうちは、成長できない。

組織に体質があり、なかなか変わらないのも事実だが、それが嫌なら辞めればいい。それより、自分の受け止め方を変えたり、その体質を変えるために何をするか、難しければ今の組織で成長するために何をするか、考えればいい。

毎月給料がもらえるのだから、職責を果たした上で、どう成長するかは自分に都合よく考えればいいと思う。

疲れたときのバロメーター

かくいう私も、、、。

先日、疲労満点の中ホットヨガに行った、うまくポーズが取れない上、途中でおやすみのポーズをしないとついていけないほどになったとき。インストラクターのせいにしようとした。

このインストラクターは、ポーズが長すぎる、厳しすぎる!なんだコイツ!と。。。

なんだかいつも違う辛さに、自分を振り返る前に他人のせいにしたくなった。

でも、おやすみのポーズをしている間に「これは、私が今の自分を受け入れられてないのがいけない」と気付き、思わず涙が出た。疲れてるのに無理をする。無理に気づかず余計に無理をする。

ほんと、アホだ。

身体と心と向き合うためのヨガなのに。。

でも、気づいたわ。人間余裕がないと他人のせいにしたくなるのかもしれん。と。

成長できる人の考え方

とある団体の熱心な人事担当から、

上司や組織のせいにする部下が多くて困ってるから、研修でも上司の言葉を受け止めて成長できる考え方を説教くさくなく平井さんなりの伝え方で伝えてほしい。

と、ご依頼いただき、私なりに考えたのが以下。

このテーマは前述のように、考えさせられる場面が最近多かったので、上司部下ともにお伝えできるのは嬉しい限り。

というか、タイムリー!

色々模索してみたいと思います。ま、たぶん説教くさくなく伝えられる自信は、ややある。

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