当事者意識

創業や新規事業について

ワタシの幼い頃からの友人、

とある事業を始めたいと、突然メッセージを送ってきたのはかれこれ3年前。

相談なんて、いくらでも乗るさと話を聞いてると‥‥ご主人は彼女の仕事には無関心、何やってもいいけど、俺は家事と子育ては手伝わないよ(みたいな)スタンスの方でした。

投資の少ない事業だったので、あまりうまくいかなくてもどうにかなるのは見えたけど、うまくいっても、うまくいかなくてもご主人の無関心ぶりが変な方に振れると怖いなと思い、もう少しご主人と話してから進めたら?とアドバイスしました。

というのも、色んな方の独立起業エピソードを聞いてると、家族に反対されて独立する人って少ないんです。

もちろん、最初は反対という家族もいます。でも、どこかで熱意を見込んで「人生1度きり、頑張ってみたら」と変化し、背中を押してあげる。そんな方、たくさん見ている中での「無関心」はやや怖かった。無関心ということは、後になって都合よく意見を変える可能性があるからだ。

「あのとき、俺は反対だったんだ」とか。

もちろん、彼女のご主人がそんな人ではないと思うが、人間つまらんことで揉めたりしますからね。まだ家族会議必要であろうと判断しました。

あれよあれよと

1年後、彼女は自分の生活リズムに影響を与えないようにしつつ、集客も投資少なくできる方法を考え、開業しました。

その発想とバイタリティには感心しました。自分一人であれこれ動いて営業をしていましたからね。

家族とのスタンスを守りつつ、できる方法を考える

それがやりたいことへの近道とわかったからこそ、突っ走れたのでしょう。

そうじゃない相談もある

ひとつは、

「何か新規事業やらないといけないんですよ。でも、何をやっていいかわからなくて。カフェとかどうですかね?」というノリ。

え?そんなノリで儲かるなら、ワタシとっくにカフェやってますって!

ワタシ「本業とのシナジーがあった方がいいですよね?カフェにした理由はなんでしょう?」

相手「‥‥‥‥社長が何かやれと言うので」

ワタシに時間があったから、相談に乗っているので、相談していただくのは構わない。

が、担当もしくは社長が当事者意識もって実行する事業じゃなきゃうまくいかない。

経営するのはワタシじゃない。

あなたはどうしたいですか?

これは、このような相談以外でも、必ず聞く言葉。

新事業に進むとき、既存事業の見直しでも同じ。担当として、どう考えてるのか、この気持ちを聞きたい。だって、やるのはアナタでしょ。

ワンマン経営の会社は、必ず「うーん」とはにかむ。その苦笑の裏には必ず「ワタシが何を話しても社長が決めるわけだし」という思いが潜んでる。そこをあえてと切り込んで、話してくれる会社はいい。現状をわかって情報を整理できてるから。

先の例のように、自分で何をしたいのかわからない方、会社命令に踊らされてる方は心配だ。

変なコンサルに騙されたり、振り回されたりしないことを祈る。

ワタシは騙しませんから、ご安心を( ̄▽ ̄;)

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