人事評価者研修にて
人材育成の観点
先日の人事評価者研修での最後「もし、質問あればお気軽にどうぞ。しばらく前にいますから個別に来ていただいて構いません」と話したら、部下の行動を注意すべきか悩まれている方が「評価の話とは異なるのですが」と相談にこられた。
「やる気があるのか、天然なのかわからない行動で、その行動をやめなさいとは言いにくいんですが、どうしたらいいですか?」という内容の話だった。
注意したい気持ちはわかる内容であったが、いきなり指摘するのは本人のモチベーションにも影響を与えそうであったため、「それなら、本人にその行動の意図を確認してみたらどうですか?その答えを聞いてから注意なりアドバイスをした方が、本人も納得するでしょう」とお話したら、とても頷いて明るい表情で戻られた。
みなさん、日頃の部下とのコミュニケーションで悩まれていることがわかるエピソード。
職場の中で自分の周り人の行動を見て学ぶ機会が減っている、さらには、そもそも自分の部下との対話も減っているのでしょう。
そんな対話の少ない職場で評価が行われるというのはとても怖いこと。部下が評価に対して納得性が低いようであれば、職場もギクシャクするでしょう。
評価というテクニックを知ることも必要だが、コミュニケーションの深化により、部下の能力を開発していく。この観点を忘れないよう‥‥‥‥私は伝えているつもりなんですけどね。