褒めるって、こうやればいいのか
ヨガとフィットネスでの出来事
かれこれ5年弱ほど続けているホットヨガ。もう少し鍛えたいので1か月半ほど前からは、ヨガに加えて強度高めなインターバルトレーニングを行うフィットネスにも通い始めた。こう書くと、やたらスポーツ好きのように見えるが、そうではなく・・・明らかに年齢とともに、脂肪がつきやすくなっていることを実感しているからだ。もちろん、運動をして汗をかくと脳内がスッキリするという効果もあるので、仕事とのメリハリをつけるべく、色々チャレンジしているという側面もあったりする。
と、そんなことはさておき・・・
今日もせっせとホットヨガに行った私。
帰り際、インストラクターから「さいこさん、ポーズがキレイでしたよ。ウォーリアⅠのポーズから身体を回転させるときも、前腿もしっかり伸びてましたし、かかとも上がっていてキレイでした」と褒められたんです。
ポーズを取るときに、自分なりに気を付けているポイントを褒められたので、嬉しくてうれしくて、素直に「ありがとうございます!次も頑張ります!」という言葉がスムーズに出てきた。自分でも驚くほどスルっと言葉が口から出たため、この爽やかな気持ちは一体なんなんだろう・・・と思ったほどだった。
で、ふと一昨日のフィットネスでのことを思い出した・・・
トレーニングの強度が高いため、ゼーゼーいって汗だくになりながら、ダンベルを持ち上げていたところ、インストラクターから「さいこさん、キレイですよ」って言われたのだ。
日頃のトレーニングで、もう少し重いダンベルにしましょうと提案されることが多い私は、このキレイですよ発言も、もっと頑張れよ発言に捉えてしまい、思わず「え?もっと重いダンベルにしろって言ってる??」と発言してしまった。言った瞬間に、なんか間違えたな・・・空気感おかしいぞと思ったのは的中。優しく「違うよ。フォームがキレイだから、そのまま続けていいよって意味ですよ」と言われてしまった。。。。
あぁ、なんて卑屈な私・・・40歳にもなって、20代のインストラクターに卑屈な発言をするなんて・・・恥ずかしいったらありゃしない!!!
なぜ私は、褒められたことを素直に受け止められなかったのか
結局は、自分がウェイトトレーニングに自信がないことが原因なんです。
だから、褒められても「そんなわけないじゃん。筋力弱いし、お腹の筋肉も上手に使えてないし!」って焦ってる状態なので、素直に受け止められない。。。で、よせばいいのに卑屈な発言。
自信って大事だな。と一昨日まで思っていました。
でも、今日ようやくわかりました!
素直に受け止められなかったのは、自分に自信がなかったことに加え、相手の褒め方が抽象的だったことに問題があるんじゃないかと・・・
ヨガでの出来事は、「経験年数が長く自分でも自信がある」+「具体的な褒め方」によって、理屈面でも感情面でも納得度が高く、素直に嬉しくて「ありがとうございます」が自然に口から出てきた。
一方フィットネスでは、「自信ない」+「抽象的な褒め方」という最悪な組み合わせによって、モヤモヤした気持ちが巻き起こり、自信のない自分にベクトルを向けて、思わず卑屈なことが口をついて出てしまった。
褒めたのに相手が卑屈な返事をしているときは、自分の褒め方の点検を
せっかく褒めたのに、なんで相手は攻撃的なことを口走るのだろう。
良かれと思って褒めたのに、落ち込んでしまった。
この場面、まさにフィットネスでの私ですね。
相手が素直に誉め言葉を受け取ってないときは、「相手の自信が不足していることに加え、こちらの褒め方が抽象的である可能性が高い」わけです。(なんで褒めてやったのに、わからないんだ!とキレないでくださいね)
とはいえ、自信を持て!と指導しても意味がありませんから、まずは自分の褒め方を具体的にしてみることが大事といえるでしょう。
「今回の提案資料、良かったよ」→「競合先についてよく調べられていて、良い提案資料だよ」
「いつも頑張ってるね」→「お客様への対応が丁寧で、助かるよ」
などなど、具体的に褒めると相手も理解しやすくなるわけです。そして、それが自信に変わっていく。
そういうサイクルにもっていきたいですね。
フィットネスのインストラクターさん、ほんと、ごめんなさい!!もう少し、私は自信を持ちます!!笑