ヨガとマラソンと卓球をやってわかったこと
最初に言っておくが、ここに書いたことは、私見であり、医学的に正しいかはわかりません。
それ、違うよーというご意見ありましたら、お気軽にどうぞ。
フルマラソンは身体に悪いと思うの
2017年の東京マラソンを走るために、2016年の9月から練習した。
初めてのフルマラソンにむけて、練習メニューを組み立て実行するものの、やればやるほど故障のリスクが高まること、そもそも人間の身体は42.195km走るエネルギーを蓄えることができない構造なのに、それを無理して走ることに危険を感じた。
私自身2016年12月、ハーフの大会で調子に乗ってペースをあげたせいで15kmくらいからエネルギー切れ(気持ちも身体も)を起こし、ガクっと脚が動かなくなり、泣きそうになる経験をした。また、本番1ヶ月前に月間100kmを目標に練習するも、極寒もあいまってか膝の痛みに苦しみ95kmで断念した。
友人の勧めでランニング講習会に行ったことは、フォームを正したり、身体壊さないように走る上でとても良かったが、ここまで準備をしないと危険なフルマラソンを走る意味ってなんだろうかと、やればやるほど疑問が生じた。(いや、ワタシが見いだせなかっただけです。マラソン好きの人ごめん)
おかげで、東京マラソン当日は、10kmごとに死ぬほどまずいエネルギー補給剤を口に流し込み、ペースをきっちり守り、膝にはテーピングを巻き(巻き方はYouTubeでしっかり確認!)と、ここまでやっての本番であった。
翌日は、筋肉痛よりも、やや脱水症状(飲み過ぎの可能性も否めない?)がひどく、2~3日は妙に喉が渇く症状が続いた。
マラソンは、素人がやるスポーツとしては、手軽にはじめられるし、自分のペースで出来ることが魅力であるものの、「フルマラソン」は、理屈も含めて理解して取り組むべきと思う。楽しそう、他の人がやっているから自分もなんて気持ちは、よした方がいい。
知識がなければケガをする。それでもフルを走りたいなら、身体の使い方から食事まで学びながらやった方がよいと、私は思う。
ヨガから学んだことは何か
運動不足解消にと、2015年11月から流行りのホットヨガに通いはじめた。1時間問答無用で拘束され、滝のような汗をかくのはとてもスッキリする。精神修行にもなる。他人と自分を比べることなく、自分の身体と向き合うことができた。
「ヨガなんて痩せない」が通説だが、私の場合、数ヵ月通うと2kgは痩せたし、何より身体が締まってきた。
なんで痩せたのか、振り返るとひとつの結論が見えてきた。それは、ヨガのポーズをとるたび、身体のどこに効かせるためのポーズなのかを素人ながら考えて取り組んだこと。なぜ手を伸ばすのか、内腿に力を入れるのかなど、意味を考えるとポーズも決まりやすくなり、効果が高まったように思う。
そして、1年くらい通った頃、健康な身体を維持するために大事なことが何か見えてきた。
・肩甲骨まわり
・股関節まわり
の2つである。(もちろん体幹も大事なのだが、あえて2つなら、これかな)
◆肩甲骨
肩甲骨の可動域が増えると、胸に呼吸が入りやすくなる。酸素を効率よく取り入れることができるわけです。呼吸がきちんと行えることで、内臓を刺激することもできますし。肩凝りも緩和されます。姿勢もよくなります。(姿勢がよくなると、イスに座っているだけで体幹を鍛えられます)
「胸襟を開く」という言葉がありますが、猫背では胸襟開けないわけですね。肩甲骨を柔らかくして、胸を開いて呼吸を入れて、相手と向きあうことが大事と諺が示している、と。
どう柔らかくすればよいかは、「肩甲骨はがし」などで検索すると色々出てきます。無理のない範囲でストレッチをオススメします。
◆股関節
体を支える、歩く、走る、などなど、とにかく大事な股関節。ヨガでも、股関節を伸ばすポーズがたくさんあります。柔らかくするというよりは、「股関節周辺の筋肉を鍛える」ということが大事なように思います。大殿筋、中殿筋、大腰筋、インナーマッスルである腸腰筋、梨状筋などの筋肉が、私たちの身体を支えています。そして、これらが凝り固まることによって、股関節に痛みが生じたり、膝周辺の痛みにまでつながります。また、リンパの通り道でもありますから、ストレッチで刺激をすることで、循環がよくなるともいえます。
マラソンを始めると、股関節ばかりに注目がいくかもしれませんが、ケガなく走るには、実は肩甲骨が大事です。肩甲骨の可動域が増え、肩が回ると股関節が動きます。箱根駅伝をテレビで見ていたら、とある監督が「肩、回転!回転!」と叫んでいました。脚を一歩でも先へ進ませるためには、肩甲骨で走るということなんでしょう。腕は振っても意味がありません。肩です。肩。
というわけで、身体を支える上で大事なこの2つの部位。
是非、みなさんもストレッチして、身体に新鮮な酸素を送り健康に過ごせるようにしてくださいね。
調子に乗って卓球を再開したらエライ目にあった
中学、高校と卓球部だった私。この9月から近所の小学校で、週一程度であるが、練習を始めることにしました。久しぶりに始めると、楽しくて楽しくて、ヨガをおろそかにして、ムキになって動き続けました。
2か月くらい経った頃、練習1時間後くらいから、右膝に激痛が走るようになりました。マラソンとは違い、自分の都合でボールを取りにいかないなどということはできないスポーツ。なんてたって、相手がいる。相手が鋭いコースをついてくれば、脚と手が本能で伸びる。そして、無理をする。
大先輩たちは、テクニックで勝負。テクニックを20年前に置いてきている私は、ムダに身体が動くせいか、身体がボールに飛びついてしまう。マラソンにはあんなに恐怖心を抱いていたくせに、若い頃に一生懸命やってた卓球は面白いから甘くなる。練習しないと上手にはならないし、悔しくて練習に行く。そして、さらに膝を痛める。
こりゃ、そろそろヤバイなと、整形外科で診てもらうと、骨には異常がない。筋肉が凝り固まってるために、膝に痛みが出ているとのこと。
ゲ!あんなに股関節周りは大事だとわかっていたのに、やってもうた。
・練習前にほぐすこと(卓球は筋肉の瞬発力も必要なのでほぐしておいた方がよい)
・練習後にほぐすこと(事後ケア大事!)
なにより、そんなに動かないといけないようなプレーをせず、もう少しテクニック磨け。
楽しくスポーツをするには、ケアが大事。そのためにも、身体に関する知識をつけておくことも大事。
っつーわけですね。