あなたはだいじょうぶ

経営相談

最近機会を得て、事業者さんの経営相談に携わっていたりします。といっても月に1件ほどですが・・・

よく私らの仲間(中小企業診断士)が、駆け出しのころに相談窓口に座っていたりしますが、こんな難しいもん、よく駆け出しでやれるよなぁと思っています。そういう意味では、力はつくと思います。

というのも、、、

たとえば「課題は集客(営業)です」と言っているのに、話しを聞いていると、集客しても製造が追いつかない状態であったり、それよりも注文の平準化を図るか(こちらでコントロールできる状態を作り出すか)が重要であったりすることもあります。

また、先日のことですが、「提供している商品の、一番のこだわりはなんでしょう?」の答えに窮している事業者さんに「やりたくないことはあります?」と聞いたら「仕事!」と答えられてしまいました。瞬間的に、本当に仕事をしたくない人のレベルではないことを判断し、「それ以外ーーー!!」と一刀両断しましたが、自分のことを客観的に見るのは難しいと自分に置き換えながらつくづく思いました。

そして、それくらい頭の中がグチャグチャしている方がいらっしゃるのが相談の場ということです。

グチャグチャのレベル

1.問題を理解していない

2.問題は理解しているが、何をすればいいのかわからない

3.問題の解決策を頭では理解しているけど、着手できていない

4.問題の解決策を理解しているの取り組もうとするが、うまくいかない

1は、論外だとして、2~4が問題それぞれで混在している方が多いです。そして、うまくいかないことを理由づける、着手していないことを理由づけるためのセリフが「やりたくない」になる。まぁ、わかる。

成績よくない科目が「嫌い」になるのと同じ理由。

やりたくないことでも、やれるような策を考え勇気づけてあげる

ということが、私たちの仕事なのかなと、つくづく思います。

毎日やった方がいいことでも、人によって月次まで伸ばしたり、週次にしたり(週次って言ったら「え?書道?」と言われて爆笑だったのだが)、2週に一度にしたり、それは企業の規模や社長さんのキャラを見て提案します。それは提案内容でもそうです。口で言うのが苦手なら、紙でもいい場合もあるし、メールやメッセージでもいいわけです。ただ、それぞれのツールによって注意点が異なる場合は、そこを丁寧に説明するわけで。

やりたくないことや、できないこと、誰しもたくさんあると思います。私も、やりたくないことたくさんありますし、やらないことも決めていますが、独立して6年、それじゃいけないフェーズに来ているかもしれない・・・と思わせられることが多く(周囲の人にやんやんや言われたり、仕事の内容が変化してきたり・安定してきたり)、重い腰を少しずつ上げているところなんです。

腰の重いタイプの覚悟というのは、自分が決めるというより、他人から押されてが多いのでしょうね。もちろん、自分で何か動いた結果、それを見た周囲が放っておけなくて色々好き勝手押してくれるのでしょう。

だって頑張っている人は応援したいから

相談に一緒に同席した方から

平井さんのバイタリティーあるコンサル、素晴らしいです。クライアントを元気にする応対、いいですね!!

と、メールをいただきましたが、私のコンサルティングがバイタリティーにあふれているのではなく、相手がそうさせているんですよ。こう言っちゃなんですが、私はわりと気分屋ですから(こんなこと言っていいのか)、乗らないときは、乗らないままそれなりにいきます。

乗らないときってどういうとき?というのは、頑固で何も変える気がない人とか、とりあえず品定めに来た人とかですね。本気でどうにかしようと思っている方であれば、気付いたらアクセルが全開になります。

でも、これって私だけじゃないんでしょうね。誰かを助けたいとか、応援したいという気持ちにさせる相手には自然にアドレナリンが出るものです。そういうお節介な友達をたくさん持っているということも事業をしている上で大事なんだろうなと私自身つくづく思いました。

相談の最後に「たまに、こうやって話聞いてもらわないとダメだね。今日は怒られるかと思ってドキドキしてきたけど、相談にきて良かった」とおっしゃっていただきました。

”ややお節介な友達” くらいにはなれたでしょうか。笑

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