「ありがとう」が素直に言える組織

上司から誉められたとき

研修でのワーク

‐‐‐‐

自分でも、なかなか良い出来だと思っている仕事があって、その出来映えについて上司が誉めてくれた。

さてあなたは、以下3つの反応、どれが一番適切だと思いますか?(実際はやや異なる聞き方をしていますが、今回は便宜上このスタイルで)

  1. ありがとうございます

  2. いえいえ、お粗末な出来で恥ずかしいです

  3. お客様からの結果もらえるまで喜べませんよ!

‐‐‐‐

という問いを色んな組織で投げ掛けています。

まぁ、そりゃ「1.ありがとうございます」を選んでほしいわけですが、たまに「ありがとうございますは、攻撃的な表現です」と回答する方がいます。

ワタシの感覚だと、2%~5%の確率でいらっしゃるのが平均的印象です。

これまでは「少しおつかれかな?随分素直じゃないですね」と笑いをとっていたのですが、最近10%以上もの人が「攻撃的」と答える組織に出会いました。あきらかに、これは危険な香りがするぞと色々掘り下げて聞いてみました。

上司との関係性が悪い

聞いてみると、、、

“ありがとうございます”ナンテ、素直に言おうものなら、何を言われるかわかりませんから

と言い出す。。。

あぁ、これは日頃から上司から押さえつけられたり、否定されたりし続けてるんだろうなと推察できる。日頃から否定されてるから、変に深読みしかしなくなる。これでは言いたいことも言えないし、お互いに協力して仕事を進めるなんて風土は生まれにくい。

このことに気づいてからは「ここで、ありがとうございますが言えない人は、上司との関係が悪いですね」とワタシが言うと、思い当たる節がある人は笑い出すという面白い現象が起きるようになった。

ワタシの運営上のひとネタが出来たのはいいし、ある意味組織診断になるのでよいが、なんせ10%以上もいた組織はホント笑えない。もちろんこの状況を目の当たりにした人事総務は、「ウチの組織やばいな!」と理解したし、この風土を変えるための一案も提示させてもらった。なんとか前に進んでほしい!

あなたのまわりに

「ありがとうございます」が出てこない人がいたら、大丈夫かな?と思ってほしい。

上司との関係だけでなく、忙しくて追い詰められて余裕がなくなっている可能性もあるからだ。

たかが「ありがとうございます」

されど「ありがとうございます」

あなたの周りに言えてない人がいたら、少しフォローしてあげてほしい。

というのも、この問いで「攻撃的」と答えた人は、自分が素直じゃないことに気付いていないからだ。自分の心の状態に気付いておらず、他者の回答と比較してはじめてハッと気付く。そのくらい自分ではわかってないから、気付いた人はそっとフォローしてあげてー!そう心から言いたい。

ワタシは応援しています!

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