人事評価制度構築・運用
人事評価制度は、社員・職員の能力開発において重要な意味を担っていますが、運用・導入を間違えると制度を形骸化させ、制度のための制度に陥らせるマイナス側面も有しています。当事務所では、あるべき人物像を確認するだけでなく、社員・職員をどう成長させていきたいのか、現時点でどのような課題を抱えているのかを確認した上で、制度の構築を実施します。
形骸化した制度の見直しコンサルティング
どこから見直せばよいかわからない、制度は良いが導入に失敗したというケースも見受けられます。当事務所では、制度の再構築だけでなく、人事評価者研修・被評価者研修を通じて、制度のあるべき姿を取り戻し、人が育つ組織へ変えていくお手伝いもしています。
研修の実施を通じて、受講者の意識を変えた実績もございます。
コンサルティングステップ
コンサルティングの方向性確認
- モラールサーベイやヒアリングの実施
- 組織の現状を診断します。
- 現行の制度の問題点・課題の確認
- 現行制度が存在する場合は、マニュアルや規定、ヒアリングをベースに現状の洗い出しを行います。
- 仮説の検証と今後の方向性の見極め
- 組織の現状と制度の問題や課題を見極め、今後の方針を確定していきます。
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評価制度への落とし込み
- 評価制度の構築
- 必要に応じてキャリアパスの構築、求められる能力の定義、評価段階や運用方法の検討
※評価制度を運用をしたときによりスムーズに社内浸透するために、できるだけ従業員の方と数名のプロジェクトを作り、評価制度の構築を実施していきます。
- マニュアルの設計
- 人事評価制度マニュアルを作成します。
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テスト運用
- テスト運用に向けた制度説明会
- 本番運用前にテスト運用を実施しますので、その前に評価制度の説明会を実施します。
- テスト運用と見直し
- テスト運用実施後に運用しにくい箇所などを見直し、制度の最終案に落とし込みます。
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運用開始
- 人事評価者研修・被評価者研修
- 制度を理解し、体得するためには、最低でも3回程度の研修実施が必要となります。
【評価者研修】
制度の定着化を図るためには、評価者に対して、適切な研修を実施していくことが必要です。新任評価者には、制度の意義と基本の理解、評価者の役割や評価結果のフィードバック方法などを習得して頂きます。また、制度の理解が進んでいる現任の評価者には、より公平・公正な評価を目指すための、ケーススタディによる評価の目線合わせ、部下の能力を引き出すためのコミュニケーション手法などを習得して頂きます。もちろん、これらのプログラムは、各企業・団体様のご要望に合わせてアレンジいたします。
【被評価者研修】
制度の定着化を図るためには、評価者だけでなく、被評価者も正しく制度を理解することが必要です。特に、部下の立場では、評価制度について理解する場が少ないため、制度に対して誤解や不満を抱きやすいです。この誤解や不満を解くためにも、第三者による被評価者研修は重要です。研修では、制度の意義と基本の理解、目標設定の考え方、上司からの評価の受け止め方などを習得して頂きます。
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- 概ね開始から構築までを半年程度で実行するのが一般的です。その後、テスト運用や本番運用フェーズへ入るイメージです。
- 上記は、一般的なステップでお示ししております。御社にとって適切なステップを話し合いながら実行していきます。